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つなとりサロン

2023年12月10日 ツナトリサロン特別企画 |ジョン・シード氏に聞くディープ・エコロジーとグレート・ターニング(大転換)

「『私が森を守る』という考え方が『私は自分を守る森の一部だ。最近、思考にめざめた熱帯林の一部なのだ』という考え方に変わっていった」と言うジョン・シード氏。何をきっかけにこのような視点の変換が起こったのでしょう?
ディープ・エコロジストであり、熱帯雨林の保護活動に長年たずさわってきたシード氏に、現在の活動、そして地球の一部として私たちは何ができるのかも含めて、お話を伺います。

日時:12月10日(日)午前9時から11時
場所:オンライン(お申し込みの方へzoomのリンクをお送りします)
講師:ジョン・シード氏(熱帯雨林情報センター)
インタビュアー:齊藤由香氏(アクティビスト・翻訳家)
通訳:ウィーバー佳奈氏(植物学者)参加費:3500円(熱帯雨林情報センターへの寄付を含む)
 *参加費についてのご相談を受け付けます。必要な方はPeatix画面「主催者へ連絡」よりお問い合わせください。

こんな方へ
◆ジョン・シード氏のことが知りたい
◆「地球の声を聴く」を読んだことがある/読んでいる
◆ディープ・エコロジーについて知りたい
◆ジョアンナ・メイシー、「つながりを取り戻すワーク」に興味がある
◆インタビュアーの由香さん、通訳の佳奈さんに興味がある
◆ツナトリの活動を応援したい

■プロフィール 
講 師 ジョン・シード(John Seed)氏
オーストラリアの熱帯雨林情報センター創設者・理事。オーストラリアをはじめ、南米、アジア、太平洋の熱帯雨林を保護する数多くのプロジェクトを立ち上げ、森林保護と結びついた先住民のための良心的で持続可能な開発プロジェクトを提供してきた。ディープ・エコロジーに関する著書、講演多数。世界各地でCouncils of All Beings(全生命の集い)をはじめとする地球再生のワークショップを開催。ジョアンナ・メイシー、パット・フレミング、アルネ・ネスらとともに『Thinking Like a Mountain – Towards a Council of All Beings』(New Society Publishers)を著し、多数の国で翻訳されている。(日本語版は『地球の声を聴く』(ほんの木)星川淳監訳)。1995年、自然保護と環境への貢献により、オーストラリア政府からオーストラリア勲章(OAM)を授与。
https://www.rainforestinformationcentre.org/john_seed

<講師からのメッセージ> 
ディープ・エコロジー は自然についての哲学で、私たち人間も含めあらゆる生命を紡ぎ出している生命の織物を人間自身が破壊することを良しとするような現代人の心理的あるいはスピリチュアルな病を描き出します。この病は、人類あるいは人間中心主義に根差しており、それが私たちは自然から切り離されているのだという錯覚を生み出しました。
ディープ・エコロジーという言葉は、ノルウェーの哲学教授アルネ・ネスによって提唱されたものです。彼は、環境も含めた地球生態系全体を破滅的状況から救うには、頭の中でエコロジカルに考えるだけでは不十分であり、エコロジカルなアイデンティティ、エコロジカルな自己(セルフ)を私たちが身につける必要があると考えました。エコロジカルなアイデンティティを育み、人間以外の世界との関係を癒すためには「コミュニティ・セラピー」が必要だとするネスの提案を受け、私はジョアンナ・メイシーやいろいろな人たちとともに、35年にわたってそうしたセラピーをデザインし、ファシリテートしてきました。こうした体験的プロセスは、あらゆる先住民族のコミュニティで行われているセレモニーと波動を同じくするもので、生きている地球や生きとし生けるすべての存在との確かなつながりの感覚を深めてくれます。

今回の機会では、ディープ・エコロジーの体験的プロセスが、どのようにして私も含め多くの人びとに世界の癒しのビジョンと力を与えてきたかについてお話します。

また、途中で短い体験的プロセスを行うつもりです。みなさんには、どこか目に見える場所に生きた植物があるような場所から参加していただくようお願いします。室内に鉢植えの植物を置くのでも、あるいは窓の外に植物や木が見えるような場所から参加されるのでも構いません。

地球を想って

Deep Ecology is a philosophy of nature which describes the psychological or spiritual disease that allows modern humans to attack the biological fabric out of which our own lives too are woven. This disease stems from anthropocentrism, or human-centeredness, and the ensuing illusion of separation from nature.
The term was coined by Norwegian philosophy professor Arne Naess who claimed that ecological ideas are not enough to save us from environmental catastrophe – we need ecological identity, ecological self. He proposed that “community therapies” were needed to nourish our ecological identity and heal our relations with the non-human world and I have been working with Joanna Macy and others for over 35 years designing and facilitating these. These experiential processes are synchronous with the ceremonies conducted by all indigenous communities to allow a deepening of our felt sense of connection with the living Earth and all our relations.
In this webinar, I will talk about how the experiential deep ecology processes have given me and many others vision and empowerment for the healing of our world.
The webinar will include a short experiential process and for this each participant will need to be in line-of-sight of some living plant. This could be a plant growing in a pot in your room or a plant or tree outside your open window

For the Earth

インタビュアー 齊藤由香氏(アクティビスト・翻訳家)
2011年より米国の仏教哲学者・社会活動家であるジョアンナ・メイシーに師事し、2014年以降彼女が生んだ「つながりを取り戻すワーク」のワークショップを日本で開催。社会や世界の痛みに対する気づきと行動をうながし、新しい世界観や価値観にもとづいたコミュニティ作りを目指している。2020年以降は、主に、海洋プラスチック問題(アメリカ)・女性のエンパワメント(日本)・ミャンマーの若者支援(*)・気候危機に関する取り組みを中心に活動。訳書に、ジョアンナ・メイシー、モリー・ヤング・ブラウン著『カミング・バック・トゥ・ライフ ― 生命への回帰~つながりを取り戻すワークの手引き~』(日本能率協会マネジメントセンター刊)ほか。
https://oursongs.net/

通訳 ウィーバー佳奈氏(植物学者)
世界を旅しながら、植物の種子、植物と伝統文化、 環境保全型農業について10年以上研究。東京大学大学院、 オランダエラスムス大学社会科学研究所修士。 カリフォルニア大学サンタクルーズ校環境学博士課程単位取得退学 。国際民俗生物学会所属。
植物、ハーブ・薬草、セルフケアの分野で講座、 コンサルティング、執筆、通訳などを提供。 植物との繋がりを通じて、地球と、 自分自身との関係性を癒すことに関心がある。 米国カリフォルニア州在住。一児の母。
https://www.instagram.com/ seedfromearth/

協 力  カンパニア
主 催  つながりを取り戻すワーク実行委員会(ツナトリ)

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